第十六回 千桜会様・茶会

今年で十六回目を迎える千桜会(せんおうかい)様の茶会。
桜の名を冠する社中のため、ここ数年は桜の咲くころに開催されていますが、
今年も昨年に引き続き、桜はまだ開花前の状態。
しかしお天気には恵まれました。(昨年は雨)

そこで今回は、庵内に桜を取り入れ、お花を活けさせていただきました。
画像33枚でお届けいたします。
ぜひごゆるりとご覧ください。

本席のお花には、ナデシコとグンバイナズナ。
掛け軸は「漁夫生涯竹一竿」

寄付(よりつき)のお花はトルコキキョウ、レースフラワー、ソリダコタラ。
掛け軸は「千載一遇」

会記

茶室は代々木のオリンピックセンター内「桜花亭」(おうかてい)
こちらにも「桜」の名前が入っています。

お迎えの花は「吉野桜」
今日に合わせて数日前に仕入れて、開花調整しています。

こちらは「啓翁桜」(けいおうざくら)
こちらも数日前に仕入れて開花調整していたのですが、
当日になっても数輪しか咲かず、今回は出さないでおこうかと思ったところ、
主宰のあづさ先生の機転で茶釜を花壺に見立て、皆様にお披露目することに。

こちらが主宰のあづさ先生。

チャーミングな笑顔

今年で十六回目、モデルもすっかり慣れたもの?

こちらにも吉野桜を入れています。
庭には「ソメイヨシノ」も定植されています。
ちょうど今日が開花日でしょうか、1~2輪ほど咲いていました。

長廊下のお花は胡蝶蘭、パンジー、オブリザタムという黄色い蘭を取り合わせています。
今日は晴天のため、窓際で撮った小花は逆光で白く飛んでしまいました。

今年は可愛いお客様がチラホラと。

あづさ先生は、すべてのお席に入られます。

お点前はお弟子さんが順に務めます。
さっきとは打って変わって真剣な表情。

お茶菓子を出すタイミングをみています。

給仕は分担作業ですすめます。

桜のお饅頭

一服目のお茶。

桜のお茶碗

干菓子にも桜、ひょうたんも可愛い。

二服目のお茶。
一服目とは違う抹茶が振舞われます。

椿のお着物、可愛い。
あづさ先生から譲り受けたのだそうです。
(彼女はあづさ先生の姪っ子さん)

お道具拝見。
みなさま真剣にご覧になっています。
抹茶を入れておく容器、棗(なつめ)には「夜桜」という銘があり、
黒地に桜の絵が薄く描かれていて、近くで見ないとわからないことから「夜桜」と名付けられたそうです。

次のお客様を受付で待っています。

ほら、お花きれいよ~と言われ
一瞬だけ見たところをパチリ。

社中の皆さんにはお弁当も。
私はお土産として持ち帰り、自宅で美味しくいただきました。

今年の千桜会様御一同。

庭のソメイヨシノは、まだ蕾でしたが、
今年はお天気に恵まれ、うららかなお茶会となりました。

社中の皆様、お越しいただいた皆々様、
本当にありがとうございました。
また来年、お茶会でお会いできることを楽しみにしています。

花屋 Blenda のH.P.